sikatari04’s diary

施工図面屋さんの子育てブログ

親の高齢化と痴呆と今後【第3回謳い文句にご注意を!セールス・詐欺対策】

顔

親の高齢化と痴呆と今後、

3回目の今回はセールス・詐欺対策について扱っていきたいと思っています。
実際に引っ掛かってしまったものいくつかあります。
私の両親に来たセールスの失敗談から今はどう対策をとっているかなどをご紹介していきます。
 
それでは、いってみましょう。
 

 

  

引っ掛かってしまったもの

オレオレ系の詐欺

最初からヘビーな話題です。お恥ずかしい話ですが注意換気の為あらましを…

両親2人が住んでいる実家の家電に、私の会社の同僚と名乗りTELあり

(会社名は言わなかったそうです…そりゃしらんもんね)

 

会社のお金を私が流用した、補填しなければ会社にばれるという内容のもの

(これで引っ掛かるかと思いますよね。引っ掛かりました。)

(私の親は教員一筋、通常の会社の仕組みが分かっていません+少し父親がボケてきている+相談するということが嫌いな人です)

 

母親はこの話を一切聞かされず父親突っ走ります。最寄り駅に直接お金を受け取りに来るとのことで父親は銀行でお金を卸しに向かいます。

(ATMではなく窓口対応で卸したのですが、窓口の方…騙されるこちらが悪いですが窓口の方…)

 

先ほどの電話の者ですと紹介され、駅近くの路上で受け渡し。

(名刺提示もなし、そういう習慣がないとおかしいなと思わないものなのかなと今でも疑問です)

 

以上です。シンプル過ぎませんか?

登場人物も1人、信憑性高めるために弁護士だなんだもありません。

 

事後報告で母親が知り、私に電話がかかってきました。

で、速攻で警察に行け‼️となりました。

 

ええ、メチャクチャ怒られてました。

私自身は微妙な気持ち…あり得ないだろ!という怒りと、誰にも知られないように息子のピンチを助けようとしてくれた気持ち…絶妙に微妙な気持ちでした。

後は刑事課の人と初めて話した(笑)

 

で、何で騙されたのかを考察すると、詐欺師の方の手口ははっきり言ってしょうもないレベルなので割愛。私の父親の方に色々と原因となるものが思い当たります。

 

・単一の社会しか知らない(教員という通常の会社員とは全く異なる環境)

・痴呆具合は人それぞれなので何とも(当時も今も日常生活は問題なし、ただ自分の話ばかりしたがる傾向)

・思い込むと周りが見えない熱中型

・仕事以外してこなかった(例えば家のリフォームだったり、家計だったりはずっとノータッチ)

・これは想像ですが、自分が信をおいて相談できる相手がいなかったのでは。

 

こういった特徴があります。

日頃からもっと観察したり、何気ない話でもして関係性の向上を図るべきだったなと反省です。

これが数年前、当たり前ですがお金は戻ってきていません。

 

かんぽ生命

はい、次は一時期話題になったかんぽ生命です。

この事に気付いたのは先程の詐欺にあったことから、お父さんお金大丈夫?色々と確認しようよの流れで発覚。

父親の年金は20万円也ちょいなのですが、何とかんぽ生命の引き落とし……11万円也!!

 

これまたヤバイですよね。ホントヤバイです。

昔、良く玄関先で営業受けてたな~って記憶は微かに残っています。

 

で、契約ですが何種類もあったんですが、オプションというオプションをつけてフルスペックで入っていました。

 

で、問い合わせた所、案の定特定事案に該当するとのことで調査対応となりました。

保険自体は精査し、1つ(生命保険の必要最低限だったもの)を残し全て解約。掛け捨てはゴミに、払戻金があるものもかなりの減額となりました。

調査結果と対応については回答は未だに貰っていません。

 

こちらも何故にこうなったのかを考察してみると、

・かんぽ生命という謎の信頼

・知識、精査の欠如(多分より良いものですと言われてそれを真に受けていたんだろうなと想像してます)

・夫婦で別会計だったこと(生活費は母親、父親の方はネット・スマホ、共通の貯蓄用口座がない等)

 

こんな感じです。

やっぱり家庭の財布をキチンと設定し、必然的に夫婦でダブルチェックできる形が望ましいですよね。

単身で生活している方の場合は、契約内容などを子供達がキチンと把握する+それを継続して行う事が必要なのだろうと思います。

 

引っ掛からない為の対策

実際に行っている対策のご紹介。

 

対策と言ってもかなりシンプルなものとなります。

 

・家電の脇に注意書き+各連絡先

 これはそのままこの通りです。電話機を取ったときの目線の位置に、注意書きと私と姉の名刺を貼っています。

どんな内容かというと、

・暗証番号やパスワードを教えない!

・メモを取りながら電話すること

・電話が終わったら、今の内容を誰かに話そう!(これ大きく書いてます)

 

何て書けば、効果があるかなと考えてこんな内容にしました。

最初は、怪しいと思ったら・おかしいと思ったらとかを書こうかと思ったんですが、その怪しいおかしいと思う判断に対して疑問があるのに、そういう書き方は意味がなさそう+分かりやすさを第一に考えて、

電話が終わったら、誰かに話してみて!という内容にしました。

実際には話していないと思いますが、そういったことが貼ってある事で、注意したり警戒が増したりする効果は上がるんじゃないだろうかと思っています。 

 

・定期的に会いに行く

様子見に行く機会を増やしました。電話だけだと良くわからないことも、実家に足を運ぶ事で、

あっこんなものが増えてるや、顔を合わせて話すからこそ気付く事があるのではないかと思っています。

気にしているよとよく顔を出していると、相談もしやすくなると思いますし、関係ないですが健康面の事も見えてきたりします。

 

 ・契約の単独判断の禁止

禁止と書いてありますが、実際は何か大きな買い物とかをする際には、絶対に連絡してね、約束だよ。というもの。

これも連絡してくる来ないは別として、自分1人で判断させないための予防線的な意味合いが強いです。

リフォームだったり外壁塗装の話は、実際に相談されました。

 

まとめ

詐欺などはあくまでもテレビの中の話だと思っていましたが、

思ったりより皆さんの身近に潜んでいます。

 

本当は色々制約だったり、注意書き何てしたくはありません。

もし自分がされたら信用されて無いんだなと思ってしまうからです。

 

我が家の場合は、実際に被害にあった手前、2度と騙されないために色々制約をかけたり、貼り紙したりと行動に移すことが出来ましたが、

そろそろ親も高齢だし、その辺大丈夫かな?と思っている人にとっては少し難しいのかもしれません。

 

だとしても、多少喧嘩になったとしても、そういった話を親とすることには意義があると私は思っています。

何にしても1人にしない、1人だと思わせない事が大切です。

事前の準備として、何でも話せる親子関係の構築を目指すのも有りだと思います。

 

コロナ禍で帰省しにくい日々ですが、

顔を会わせた際には、些細な話題の1つとして確認してみてはいかがでしょうか?

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

それでは、sikatariでした。