防災意識の希薄さを再考させられる1日
記事を書いている本日は3月11日、
今日で東日本大震災が起きて10年…
未だに行方不明の方、避難生活を送られている方が沢山いる中で、
実害がなかった方も防災についてふと考えてしまう日になっているのではないでしょうか?
ちょっと嫁さんとそんな話になりまして、我が家の現在の防災意識と色々準備しておかないとね~というお話。
我が家の防災意識
我が家の防災意識は、多分低い方ではないかなーと思っています。
震災の当時私がすんでいた場所は、震度5弱…
それでも未体験の領域で、心が竦み上がったのを覚えています。
この10年で防災に対する意識や準備が劇的に変わったかと言われると、そうではありません。
でも今回嫁さんとこんな話になったのは、10年という数字としての区切りとかではなく、子供が生まれ、家を購入し、というこの地でこの子を守っていかなければならないよねと、共通認識が生まれた為かもしれません。
さて、ぐるりと家の中を見渡してみて、今地震が起こったらどうなるだろう?と考えてみました。
家具の配置と倒壊防止
これは結構いまいちでした。食器棚等は揺れでロックがかかるものを選択していたり、食器の下には滑り止めシートを貼っていたりもしているのですが、
肝心の大物本体が倒れないように固定するなどの処置は殆どしていませんでした。食器なんて壊れても良い、棚等の大物が倒れるなど致命的な物から優先で対処しておくべきだった(していこう)と思います。
後はエアコンの下で寝ない、寝る配置にしない。これは昔から壁の石膏ボードにアンカー留めしてあるだけのエアコンの設置方法が信用できなかったので、どの部屋も寝る位置とエアコンは一番遠くになっています。
防災グッズはちゃんとある?
取り敢えず最初は懐中電灯どこだっけ?からです。
結果としてリビングに1本、2階の主寝室に1本ありましたが、思い出せない時点でアウト!!どちらも仕舞わないで目につく所に移動しました。
何故かあったアルミシート、体から熱を逃がさないように纏うやつですね。多分ホームセンターか何かで気になって買ったのでしょう(記憶なし)
乾電池はわんさか出てきました。
でもラジオないや…手回しのやつ。
…そんなものです。
防災グッズを揃えようとして買い物をしたことがない時点で、色々揃っているはずがないですよね…
後はしまう場所の統一と一つにまとめる、これはしておかなきゃなと感じました。
飲料と食料
これも意識して備蓄しているわけではないので、色々揃っているとは言いがたいですが、小さい子供がいる家庭あるあるで、インスタント食品が結構買ってある(疲れて面倒な時用)。
水がストックしてある。子供が生まれてから水を買うようになったのですが、現在ストック2L×18本…うんこれくらいは常備しておくようにしよう。
後は所謂非常食は買っておかないとなと思いました。現在あるのは、水でも戻せるご飯3パック(何かの試供品かな)
という感じて、嫁さん曰く
「ヤバイね、これってほぼ何にもしてないってことじゃん!」
…おっしゃる通り。
買いに行かねば!
取り敢えず、今はこんな状況なので休みに一人でいってこようかと思います。
今週の土日は同じ事を考えた人が、ホームセンターとかに多く来るんだろうな~
売り切れて欲しいものが買えないのは嫌だから、また少し経ってからにしよう。
これが例年の我が家。
意識としては最悪ですよね…
今年からその考えは捨てます!
停電で感じたインフラの分散
ついこの間、我が家の周辺で停電がありました。断線だったらしいですが、
地震が起きたときに、揺れによる実害と共に、インフラの停止というのもキツイ所だと思います。
3時間ほど停電していたのですが予期していない状態で、電気が止まる事がかなりキツイと再認識させられました。
まずは冷凍庫。
肉や魚、作りおきの子供のおかず色々や冷凍ご飯等、後もう少し長かったら発泡スチロールに保冷剤入れて移すところでした。
「ふっざけんなよ~」と嫁がプリプリしておりました。
照明も普通に厳しい。
その日は雨が強かったんです。本当はシャッター閉めたかったのですが、閉めたら真っ暗。仕方なく開けていましたが、これが夜だったらと思うと、かなり怖いです。
大人はどうにでもなるのですが、子供は見えなくてもきっと動き回るでしょう。それが心配です。
ガスが使えて助かった。
お湯は沸かせる、ご飯も作れる。
これは本当に助かりました。子供のご飯どうしよう…とならずに済みました。
以前住んでいた賃貸はオール電化だったので、そこで停電がと思ったら、電気とガスと2系統あることのメリットを実感できた瞬間でした。
実際に地震が起きて、両方止まり、電気が先に復旧のパターンもありますが(というか電気の復旧の方が早そう)どちらか片方が生きている可能性もあります。
全滅状態を避けるもしくはそれが長く続かない状況の方が良いと思ったので、電気とガスの2系統があることは良かったかなと感じています。
もちろんカセットコンロや蝋燭(火事には気を付けよう)も常備しておくべきですね。
悲しい日ですがこれを期にとポジティブに捉えたい
最後に嫁さんとこんな会話がありました。
嫁「私達も子供がいなかったら、いつも通りなあなあで終わってたんだろうね」
私「多分ね、でもそれを何年も続けて来ちゃったってことは他にも同じような人が沢山いるって事でもあると思うよ」
嫁「良い意味でよ。自分達だけでもしっかり準備して身を守ることは、他の人にとっても巡りめぐって助けになるんだと思う」
嫁「緊急で助けがいる人を減らすことにもなるし、パニックにはなるだろうけど、心の余裕も他と比べたらあるだろうし、人様を助ける何てとても言えないだろうけど」
この話題を夫婦でしてみて思ったのは、
うちはちゃんと準備してるんだ!って自尊心や、エゴ、かっこつけ、勿論真面目に考えて段取りしている方も、理由は何でも良くて、
準備として行動するとこに意味があるんだなと再認識と実行が今年は出来そうだなと思いました。
自助という言葉が一時期叩かれていたこともありましたが、
こういう時こそ本来の意味を考えさせられる機会になったかなとそんな1日でした。