すまい給付金の申請方法と書き方解説(やっと振り込まれました)
今日は「すまい給付金」の申請・書き方について解説していきます。
すまい給付金とは凄く簡単に言うと、消費税率引き上げによる負担増を住宅を購入した人を対象に現金給付という形で負担軽減をはかりますよ~って制度です。
ご自身が対象者か確認の上、制度を利用してください。
対象者向けに、申請方法や申請書の書き方、必要書類に関して解説していきたいと思います。(私の場合に当てはめての解説となります。※新築建売購入※住宅ローン使用(電子契約)※本人受領となります)
それでは、いってみましょう。
必要書類を準備しよう
まずは書類の準備からです。
不備があって受理されませんでした。なんてことが無いようにしっかり確認しましょう。
・申請書
ネット検索で「すまい給付金」のページに飛びましょう。
すまい給付金 (sumai-kyufu.jp) ←「すまい給付金事務局ホームページ」
【申請書ダウンロード】をクリックすると・・・ずらーーっとPDFで並んでいますので、ご自身の当該申請書をダウンロードしましょう。
私の場合は、新築住宅→本人受領→住宅ローンに当てはまりました。(申請書NO,新A-1)
申請書、申請書記入例、記入の仕方、申請の手引きの4つがあります。全てダウンロードしておきましょう。
・住民票(原本)
※新居の住所のもの ※マイナンバーの記載が無いもの ※申請時発行から3ヵ月以内のもの
役所へGO!
・建物の登記事項証明書・謄本(原本)
※所有権登記保存されている物 ※発行から3ヵ月以内のもの ※NET請求も可能
これは引き渡し後送られてくる、登記関連の書類の中にも入っていますが、ほとんどの方が住宅ローン減税の申請をしますよね?その時にも使用する為、面倒ですが管轄の法務局まで取りに行っておくのをおススメします。
・個人住民税の課税証明書(原本)
引き渡し時期によって必要な証明書の年度が変わります。
該当する年度の確認としては下記となります。※平成29年度以前に該当の方、すいません省略します。
引き渡しが平成30年(2018)7~12月 ⇒平成30年度の課税証明書(平成29年の収入が対象)
引き渡しが平成31年・令和元年(2019)1~6月 ⇒平成30年度の課税証明書(平成29年の収入が対象)
引き渡しが平成31年・令和元年(2019)7~12月 ⇒令和元年(平成31年)度の課税証明書(平成30年の収入が対象)
引き渡しが令和2年(2020)1~6月 ⇒令和元年(平成31年)度の課税証明書(平成30年の収入が対象)
引き渡しが令和2年(2020)7~12月 ⇒令和2度の課税証明書(令和元年(平成31年)の収入が対象)
引き渡しが令和3年(2020)1~6月 ⇒令和2度の課税証明書(令和元年(平成31年)の収入が対象)
引き渡しが令和3年(2020)7~12月 ⇒令和3度の課税証明書(令和2年の収入が対象)
私の場合、引き渡しが令和2年の8月だったので、令和2年度の課税証明書を添付しました。こちらも取得の為、役所へGO!
・工事請負契約書、又は不動産売買契約書(コピー)
※建売の場合、土地付き建物売買契約書などの名称もあります。←私はこれ。
ここで思ってしまうのは、どこまで送れば良いの?っていう点だと思います。
正式な回答かは分からないのですが、
私は割り印の押してある書類を送りました(約款含む)。原本はA3で3枚でしたが申請はA4でとのことなので分けて印刷しました。それで問題無く通ったので良いと思っていますが、不安な方は全部送っちゃえば間違いないと思います。
・住宅ローンの金銭消費貸借契約書(コピー)
私は電子契約だった為、通常の紙ベースではないので詳しくないのですが、通常手元に残っている契約書は控えとの事。コピーと言えど、原本のコピーが必要なので、銀行に問い合わせて送ってもらいましょう。
さて、電子契約の方ですが、ご自身のPCにPDFにて保存してある、又は各銀行のページにログインして契約書を印刷して下さい。
※契約書1枚目の余白(私は右上)に手書きで下記文面を記載してください。
【電子契約の為、印紙・押印不要】
だって電子なんですもん、印紙貼ってなければ印鑑だって押していません。忘れると不受理となりそう・・・
・振込先口座が確認できる書類
銀行の通帳のコピーでOK! ※申請者本人名義の口座でないとダメ!
・施工中等の検査実施が確認できる書類
候補として挙げられているのは3種類
住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書【コピー】・建設住宅性能評価書 【コピー】・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書【原本】
※フラット35Sの方は別途必要書類があります。HPで確認してくださいね。
私は建設住宅性能評価書を提出しました。(なんか通知表みたいなやつ、耐震等級はいくつや断熱性能はいくつみたいに数値で評価されている資料)
※設計住宅性能評価書ではないのでお間違いなく!(こっちは図面上の建物を評価した資料なので、実際に建った建物に対する評価資料とはなりません)
現在の建売では引き渡し書類の中に入っていると思いますが、見当たらない場合は契約元にすまい給付金の申請用の資料が欲しいと連絡しましょう。
必要書類まとめ
表にしたので、再度確認してみましょう。
書類名 | 注意点 | 入手方法(発行先) |
---|---|---|
申請書 | 該当する申請書のチョイス |
HPよりダウンロード・ 印刷 |
住民票【原本】 |
・新居の住所 ・マイナンバー記載無し ・発行日3ヵ月以内 |
市区町村役所 |
建物の登記事項証明書謄本【原本】 |
・所有権登記保存されている ・発行日3ヵ月以内 |
法務局・NET請求可 引き渡し書類内にも有り |
個人住民税の課税証明書【原本】 |
・該当年度の確認 | 市区町村役所 |
工事請負契約書、又は不動産売買契約書【コピー】 |
・土地付き建物売買契約書などの名称もある ・約款の部分も添付しよう ・分からなかったら全部 ・サイズはA4で |
引き渡し書類の中、又は請負業者に請求 |
住宅ローンの金銭消費貸借契約書【コピー】 |
・紙ベースは原本のコピー(手元にあるのは控えの可能性) ・電子契約は銀行HPから印刷 ・PDFで貰っている可能性有 ・電子契約の為、印紙・押印不要を手書きで追記 |
銀行に請求 銀行の住宅ローンのHPより入手(要ログイン) |
振込先がわかる書類 通帳【コピー】 |
・申請者本人名義 | 本人所有 |
施工中の検査実施が確認できる書類の内1点 |
・住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書【コピー】 ・建設住宅性能評価書 【コピー】 ・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書【原本】 |
引き渡し書類の中、又は請負業者に請求 |
と、こんな所でしょうか。申請書にもチェックリストがあります。添付漏れが無いように注意しましょう。
記入の流れ
申請書をダウンロードした際の、記入例と記入の仕方を参照しながら進めて行きましょう。
申請書(申請書NO,新A-1)は計5枚です(全て提出してください)。各ページの記入の流れと注意点を記載していきます。
・1枚目
名前の記入(今回は代行者はいないので手続き代行者は空欄)
↓
使用申請書の確認 新築住宅→申請者本人→住宅ローン利用に✅
↓
その下はチェックリストです。不足書類がないか✅していきましょう。
↓
1枚目終了~ ※まとめて申請を利用する方は代表者の名前を記載する欄があります。
・2枚目
申請者に関する情報
申請書記入日→名前(フリガナ・漢字)→印鑑→住所・電話番号→生年月日
↓
住宅ローンの借り入れ機関名→ローン契約日の記載
申請住宅取得の為に✅+償還期間5年以上に✅
※5年以下の人は住まい給付金上の住宅ローンとみなされないので注意(いないですよね~)
↓
手続代行者に関する情報
空欄でOK!
↓
2枚目終了~
・3枚目
住宅取得に関する情報
分離発注の有無を無しに✅ ※分離発注された方は別途「分離発注における工事確認書」の作成・提出が必要です。(建売の場合はほぼありえないの無視です)
↓
請負人・売主の記載 ○○工務店、○○ホーム、○○産業みたいな感じです。
担当者名と連絡先(未記載でもOK)
↓
売買契約の契約日(工事請負契約書、又は不動産売買契約書に記載)と
引き渡し日の記載(ローンの手続きして家の鍵や保証書を貰った日)
↓
入居日
・・・?ここで?ってなる方が多いみたいです。
銀行で住宅ローンを契約する際、新住所で契約した方が手続きが楽な為、先行して住民票を移していることが多々あります。
そうすると、住民票の移動が引き渡し日よりも前という変な事象が出現!
住んでないのに住民票を変更させるって、この部分銀行さんに手続きを直して欲しいな~って思います。
回答としては「添付した住民票の転居日を記載」です。住民票と申請書の整合性を見ているって感じですね。
↓
住宅の種別 戸建てか共同住宅かに✅
↓
登記簿に記載されている床面積の記載
店舗・事務所などに兼用する方は住宅部分の面積の記載と住宅部分が床面積の1/2以上であるに✅を入れましょう。
↓
給付金への適合
住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書【コピー】・建設住宅性能評価書 【コピー】・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書【原本】の3つの内どれを添付したかに✅
↓
3枚目終了~
提出不要のページを1枚はさんで、
・4枚目
給付申請額に関する情報
課税証明書の年度の記載→所得割額の金額の記載→住宅取得時の適応消費税に✅
↓
平成30年度以降に✅→政令指定都市か以外かに✅(下の参照する表が違います)
↓
表を見て、あなたの所得割額の部分の給付基礎額に✅(最大50万円!!)
↓
持分が自分一人の場合は全部に、夫婦などで分けた場合は一部に✅ ご自身の持ち分は建物の登記事項証明書(権利部)で確認できます。
給付基礎額 × 持分割合(又は全部1) = 給付申請額、これを記入しましょう。
↓
4枚目終了~ほぼ終わりです。
・5枚目
給付金の振り込み口座に関する情報
振込先金融機関を記載しましょう。申請者本人名義の口座にしてくださいね。
↓
記入終了です。お疲れ様でした。
まとめて申請について
私はまとめて申請を利用していないのですが、簡単に書くと、
・まとめて申請の利用確認書を別途記入、添付する。
・登記事項証明書、住民票(世帯票で記載があること)・工事の契約書が1部でOK
・残りは各人数分揃えましょう。
・郵送封筒に「まとめて申請利用」と記載
となっています。別個で送るメリットは何もなさそうですので、共同名義の方は利用しましょう。
郵送しましょう
郵送に関して色々と注文をつけてきます(笑)
・折り曲げ厳禁
・封筒に住所・名前を忘れずに
・郵便でおくってね(メール便・宅配便は×)
・郵送料は申請者の負担だよ。書類量で金額がかわるので、分からなかったら郵便窓口へGO!
・書留やレターパックがおすすめ!
・郵送後に不備に気づいても、追加資料や訂正資料を勝手に送るな。こっちから連絡するからね。
・まとめて申請を利用する場合は封筒に「まとめて申請利用」って記載してね。
という事みたいですね。
私は無難にレターパックにしました。こんな所でつまづくのはバカらしいので、ルールを守って郵送しましょう。
待てど暮らせど(振り込みに至るまで)
郵送による申請が終わったら、後は待つだけです。
現在状況が状況だけに規模を縮小して業務を行っているようです。
その為、振り込みまでの期間がかなりあります。
私の場合、引き渡し(8月中旬)→申請(9月頭)→申請通過+振り込みの案内(12月末)→振り込み(1月6日)でした。
実に4か月・・・途中で何か不備があったんだろうな~と普通に思っていました。
それ位かかるものだと思って気長に待たれた方が良いかと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
sikatariでした。